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2009年4月

2009年4月30日 (木)

クオリア日記にコメント

「クオリア日記」に書き込んだ以下のコメントが公開されました。
(同じコメントを二度送信してしまったのはマヌケでしたが)

はじめまして。
Wikipediaの茂木先生の項目について記事を書きました。
内容に誤りがないかご確認願います。

http://a-gemini.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/421-2112.html

「クオリア日記」の管理者の方が、不都合なコメントは非公開にするようなアンフェアな人間ではない、ということが分かってうれしいです。
トラックバック送ったのが通ってないようですが、ココログのシステム側の問題と受け止めておきます。
実際、自分のブログへのトラックバックも通らないことがあるので。

さて、これで私の記事が本人あるいは本人の近くにいる人の目に触れたことは確実だと思います。
再度のお願いとなりますが、万が一、事実の誤認等がありましたら、「茂木先生専用ページ」のコメント欄か、「クオリア日記」の方でご指摘願います。
もし、期限までに何も応答いただけなかった場合は、まことに勝手ながら「Wikipediaの編集を行ったのは茂木先生本人であることが確実となった」と宣言させていただきます。
期限は5月6日(水)までといたします。

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2009年4月29日 (水)

「大阪脳の秘密」文字起こし(2)

ズバズバ脳

(ナレーション)
大阪人は、思ったことを遠慮なくズバズバ言う。
これは脳科学的に言うと、「脱抑制」状態
例えば、関西以外の人は
 「ねえねえ、これどう思う?」
  「ええんちゃう?」
こんなことを言っては失礼と思い、無意識のうちにブレーキをかけていることがある。しかし、大阪人は
 「あんた、それ似合ってると思うてんの?
   それどこで買うてきたん?」
脱抑制とは、心の制限装置を外した状態のこと。
このとき脳はフル回転し、創造性は飛躍的に高まると言われている。
自分の中のリミッターを外して生きること、それがひらめきを生む秘訣なのだ。      

ええんちゃう?脳

(ナレーション)
(大阪人は)とっても楽天的。
根拠もないのになぜか自信を持ち、「ええんちゃう?」とものごとを前向きにとらえる。
ポジティブにものを考えると感情をつかさどる扁桃体が脳内で快感を生み出す物質ドーパミンがドンドン放出される。
このドーパミンの量が多ければ多いほど、人間は大きな喜びを感じることができる。
脳にとって、根拠なき自信は非常に大切なのだ。

新しもん好き脳

(ナレーション)
そもそも人間の脳は、新しいものに出会うたびに進化した。
新しい刺激を受けると、脳の中の創造性をつかさどる部分が活性化する。
すると、本来は考えていなかった偶然のひらめきが生まれやすくなる。
その結果、思わぬ大発明や大発見につながるラッキー、セレンディピティに出会う力も強まるのだ。

浪花節脳

(ナレーション)
他人の不幸話を聞くといつの間にか自分のことのように感じてしまい、一緒に悲しくなる。
これは脳科学的に言うと、ミラーニューロンの働きによるもの。
脳には他人の経験したことを、あたかも自分が経験したかのように受け取る神経細胞がある。
これがミラーニューロンだ。
例えば、誰かが痛い思いをしたとき、近くにいる人の脳の中でも、まるで鏡に映るように痛い思いをした人のニューロンと同じ動きが起こる。
つまり人間の心は脳によって他人と連動するようにできているのだ。
これは人間関係をうまく築く上でとても大切なもの。
このミラーニューロンの働きを大阪人は自然に活発にしているのだ。

Osaka9_2

ミラーニューロン

比較的まともなミラーニューロンの説明をした後で。

「例えば、そうだな、ラーメン屋の前に行列していると自分も食べたくなっちゃうとか。
それもミラーニューロン。」

「ミラーニューロンっていうのは元々何のために生まれてきたかと言うと、他人の心を理解するため。
他人がこういう行動をとってるってことは、こういう気持ちなんだろうなって言う、整理するわけですよ。」

「ほんとに自分が尊敬できる人の動きとかはまじめに見たほうがいい。
見れば見るほど自分のミラーニューロンが活性化して、コピーできるから、ちゃんと、自分が誰を見るかっていうのは、よーく考えて選んだほうがいいよ。」

お笑い脳

(ナレーション)
(人間の笑いの「偽の警告仮説」の説明の後)
つまり人間の笑いとは、元々恐怖や不安と言ったマイナスの感情を取り除き、プラスへと転換するシグナルとして生まれたものだ。
そして、大阪人・関西人は本来マイナスのものを笑いと言うプラスのシグナルに変換するのがとてもうまい。
例えば
 (ブラックマヨネーズとたむらけんじの映像挿入)
「ハゲ」や「ぶつぶつ」など、自らのマイナスをプラスの笑いに変えることができる。それに必要なのは
メタ認知力。

Osaka10

メタ認知力とは、一言で言うと、一歩引いて自分を客観的に見る力。
この力を発揮しているとき、脳の前頭葉もっともは活発に活動する。
つまり、メタ認知能力を使って人を笑わせるのは、脳を活性化させるためにも非常にいいことなのだ。
これこそが、大阪お笑い脳の力!
お笑い脳を日々鍛えることで、日常生活におけるさまざまな逆境を笑いにして周囲をなごませる。
さらに自分の人生をも大きく変換することができる。
これこそが、茂木先生が推奨する、人生大逆転、大阪お笑い脳活用術の極意。

「メタ認知力がすごいのは、元々が悪ければ悪いほどお笑いにしたときはよくなるわけですよ。
「ブサイク」だとか、「頭悪い」とか、「性格悪い」とか、「金ない」とか。」

ひらめき力UP! モギテスト

「実はひらめきっていうのは、何かを思い出すってことに近いってことが脳科学で分かってるんですよ。
つまり、ひらめきっていうのは、今までに記憶していることをうまく組み合わせ変えて引き出してくることなんですよ。
だから、素材は全部脳の中にあるの。
ゼロから何かを作るってことはないんです。
だから、ちょっと、忘れてしまっていることを思い出していただこうかなあ、と。」

Osaka11

ということで、「初めてキスした日のことを思い出そう!」というコーナーになるのだが、バカバカしいので省略。

番組の公式ページの説明は以下。

ビーバップ!ハイヒール

「大阪の人たちは、無意識のうちに脳を鍛えている」というのは、あらゆる分野でマルチな才能を発揮する脳科学者の茂木健一郎先生。そこで今回は、茂木先生をカシコブレーンに迎えて「大阪脳の秘密」に迫ってみる。

「大阪は日本のNY。新大阪へ降りた瞬間、『何やってもいいんだ』って思うよね」という先生は、大阪人のアドリブの力に感心するという。「アドリブでやってるってことは、ドーパミンを出しっぱなしにしてるってこと」だとか。先生はやしきたかじんの番組に出演した際、アドリブの連発にビックリしたことを話す。

そんな先生が大阪脳を分析すると4つに分かれるという。「ズバズバ脳」、「ええんちゃう?脳」など、大阪人なら誰もが持っている4つの特徴に、「うわ~、わかります!!」と福田をはじめ、凡人みんなが多いに納得。そのなかに、“ミラーニューロン”という聞きなれない言葉が。「他人の経験を自分のことのように受け取る神経細胞のこと」なのだが、凡人たちはピンとこない。「近年の脳科学界で“ミラーニューロン”の発見は、スゴイことなんだよ!」と力説する茂木先生。そして、なんとか理解しようとする凡人たちは質問攻め。その様子に先生は「スゴイね、この番組!!東京の番組では、ここまで突っ込んで聞いてこないよ」とタジタジになる。そこで、江川が助け舟を出し“ミラーニューロン“発見のスゴさをもう1度、解いてみる。凡人たちに、理解できたのか?

また「大阪の人たちのスゴイところは、自分でボケて自分で突っ込むことができること」と“ノリツッコミ”を絶賛する茂木先生。そこで、モモコとたむけんは“ノリツッコミ”のお手本をみせて、先生を喜ばせる。

後半は、脳を鍛えるための「ひらめき力UP!モギテスト」を実施。「ひらめきは、今までに持っているものから出てくる」ということで、初キスの光景を思い出すことを提案する。「いったん忘れたことを思い出そうとすると脳の前頭葉が活性化するんです。細かいことまで、思い出してみてください」と言われて、一番意気込んだのは筒井。「初めてのキスのことは、絶対忘れへんよ」と絵に描いて当時を振り返る。他のメンバーもそれぞれのドキドキ体験を事細かに描いて、順に語っていく。

最後に、おまけ。
「大阪脳」に感激するたむけん。

Osaka12

「めっちゃいいもの持ってんですね、ぼくら」

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「大阪脳の秘密」文字起こし(1)

朝日放送「ビーバップ!ハイヒール」2009年04月16日放送「大阪脳の秘密/心眼の世界3」分より。
脳に関する茂木健一郎の発言とナレーションを適宜抜粋。

冒頭

「人間は、誰もが「脳」という素晴らしい宝物を持っています。
ただ、私たちの脳は毎日の生活習慣や考え方で有効に働いたり働かなかったりするんですね。
つまり、日頃からの使い方が大事なんです。
そんな脳の力を無意識にうまく利用している人たちがいます。
実はそれが大阪の人たちなんです。」

(ナレーション)
大阪
大阪人が無意識に脳を鍛えている!?
センセ、ホンマですかあ?

「大阪人の脳の使い方にこそ、私たちの未来の可能性を広げる大きなヒントがあるんですね。」

(ナレーション)
例えば……
大阪人はいらち。
大阪人は時間を無駄にするのが大嫌い。
なんでも短時間で手早く片付けようとする。
前に一分でできたことは今度は45秒に。
そして、次は30秒に。
このように、制限時間を自分で決めると集中力が生まれ、脳の情報処理能力が飛躍的に高まるのだ!

大阪人の興味の対象はとても広い。
これは好奇心が旺盛で、情報の受信範囲が広いと言うこと。
この情報の受信範囲、すなわち、ダイナミックレンジを広げれば広げるほど、脳はさらに活性化する。
自分の好きなことだけではなく、幅広く興味を持つことが大事なのだ。
これぞ、大阪脳。
大阪人が知らずにやっている、素晴らしい脳の活性術。

「皆さんの持っている素晴らしい特性を、はっきりと自覚することによって、脳はさらに活性化します。
皆さんの『大阪脳』をフルに活用して人生に役立ててください。」

Osaka5

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Osaka9

スタジオにて

大阪人の会話の「アドリブ」について。

「ま、でも、アドリブってことは、サプライズもあるってことでね。
サプライズがあるってことは、脳の中でドーパミンっていう物質が出るんですよ。」

「ドーパミンっていうのは、うれしいときに出る物質で、そのとき脳が色々学習するんですけど、ドーパミンはサプライズが好きなんです、サプライズが。 」

「だから、ずーっとアドリブでやってるってことは、ドーパミン出しまくってるってことなんですね。」

アハ・ピクチャー

「分かった瞬間にですね、0.1秒間、神経細胞がいっせいに活動します。
ま、それを「アハ体験」って言ってるんですけどね。
だから、0.1秒の間に世界が変わってるんですよ。
こうやって瞬きする間に、全然違って見えてくる、っていうね。
これが、ほら、例えば、ニュートンがリンゴが落ちるのを見て、万有引力の法則を発見したとか、ああいうひらめきと全く同じことが脳で起こってる。」

(ナレーション)
茂木先生いわく、こんな問題がスラスラ解ける人は、ひらめき力のある人。
大阪人はひらめき力を持つ人が多いそう。

「実は、大阪人の脳の使い方って、ひらめき力を育むって意味ですごくいいんですよ。知ってました?
わかんないでしょ。
だから、普段気づいてないと思うんですけど、自分たちがいかに脳をうまく使ってひらめき力を鍛えているかということがもっと分かると、さらに脳の使い方がヴァージョンアップ。」

「脳は何歳になっても育ちますから。
もう何歳になっても、オープンエンドって言って、完成形はないんです。」

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絶望した!

朧気な足跡―哲学と音楽と自由登攀と―

 文学研究科講義室で新しい学会が開かれた。僕が聴講したのは公開シンポジウムのみ。間近に見た茂木健一郎氏が芸能人ぽくなくて安心した。プレゼンの内容を聞くと、興味のベクトルがかなり哲学がらみであることも分かって驚いた。

こんな本いかがっすかあ

先日、京都大学の応用哲学会のシンポジウムでウチの息子がパネラーの茂木さんとお話しする機会を得たようです。「テレビの倍くらい熱い人だった」そうで、大変感激しておりました。

Daily Life  (伊勢田哲治)

ところでテレビの茂木さんのイメージで茂木さんを見にこられた方はだいぶ意外な印象をうけて帰って行ったのではないだろうか?

絶望した!

「応用哲学」に絶望した!

世間の人間のだまされやすさに絶望した!

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2009年4月28日 (火)

超豪華ラインナップ

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」
リューベック広場コンサート

<4日、5日の18:30~19:10はスペシャル対談ステージ!>

5月4日 茂木健一郎(脳科学者)×鈴木雅明(指揮者)
5月5日 ルネ・マルタン(LFJアーティスティック・ディレクター)×福岡伸一(分子生物学者)

バッハの音楽をこよなく愛する2人の気鋭の科学者が、バッハ演奏の第1人者、そしてラ・フォル・ジュルネのアーティスティック・ディレクターとバッハを巡って語り合うビッグ対談。お聴き逃しなく。

日は別だけどね。

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茂木健一郎とテレビの関係

茂木健一郎 クオリア日記 過去ログより、2001.10.12の記述。

さて仕事をと思ったが、疲れているらしく、テレビの前に横たわって
めずらしくゴールデンアワーの民放をぼっと見る。
 マジシャンが出て、演技した後種明かしをしている。
 タレントたちが、ああでもない、こうでもないと言い合う。

 タレントたちが出てちゃらちゃらと喋るバラエティ番組は、
私が一番感性的に耐えられない類だけど、
 今回、ベッドの上に横たわってしばらく見てみて、気が付いた
ことがある。
 それはとりも直さず「偶像崇拝」の問題であって、
ああいう映像はそのタレントに好感を持っている人が見ると、
何を喋っているかにかかわらず心地よいものなのだろう、
 ラジオとテレビのメディアとしての違いは
あんがいそんなところにある。

クロースアップマジシャン 前田知洋
だまされたい脳 マジックの快楽

2007年8月にNHK総合テレビで放送された番組をDVD化。
奇跡の指先を持つクロースアップマジシャン「前田知洋」が、世界的なマジックソサエティ「ロンドン・マジックサークル」を案内しながら数々の妙技を披露します。
また、脳科学者・茂木健一郎との激突を通して、人々を歓喜させる前田マジックの魅力を、脳科学など科学的視点から多角的に描き出します。
家族で楽しめるマジック科学のエンターテインメントです。

【出演】
・前田知洋
・ナビゲーター:ナポレオンズ
・ゲスト:茂木健一郎、江川達也、山瀬まみ、堀越のり
・語り:土田大

2008年10月20日放送の『あいのり』での茂木健一郎さんの発言

茂木

(心療内科医・医学博士の姫野友美さんが、理想を語る男性への対処法として「彼が語った理想を尊重しながらも具体的な話にもっていく」ということを挙げたあとで)

「遠い夢を語る男性に対しては、なるべく、近くを見させる。」

「それから空を飛ぼうとする男性に対しては、なるべく、地面の上のことを話すと。」

「これがやっぱり、そういう、男性の暴走脳に対して、女性が、えー対処する方法ではないかと思います。」

茂木

(姫野さんが、現実を考える女性への対処法として「女性に対して利益を目の前に置くこと」が重要であると説いたあとで)

「男のひと。特に、若いとき。」

「女性は、100の夢よりも1つの現実のほうが大事なんだということをよーく理解してください。」

「別に、女性が夢を見ないってわけじゃないんですよ。」

「夢を見ないってわけじゃないんだけど、つねに女性が見る夢っていうのは、自分の、現実というもの、自分のからだというものに、つながってるんだよ。」

「そこが、ある意味では女性のいちばん素晴らしいとこなんだよね。」

「やっぱり、男と女の恋愛ってのは、はたらきが違う相手の脳の仕組みを理解するってことでもあるんですよ。」

「だからね、男は女の脳のはたらきを理解して、女は男の脳のはたらきを理解するっていう、これがやっぱり、恋愛がね、うまくいくための、すごく大事な条件なんですね。」

「ある意味ではもう、男にとって、女は、あるいは女にとって男はエイリアンみたいなもんですよ。」

「もう全然じぶんと見方が違うわけですから。」

「それがわかると、えー、きっと、すばらしい恋が待ってんじゃないかと思います。」

日経サイエンス2009年2月号、伊勢田哲治との対談より。

伊勢田 茂木さんが出演されていたバラエティー番組で,男女の脳の解剖学所見や機能の差の話から,それによる恋愛戦略の違いを考えるというものがありました。解割学データはきちんとした科学的な取付けがあると思いますが,それが男女の恋愛戦略の差に本当に関係しているかどうかはあくまでも推測です。特に茂木さんの問題というわけではなく,テレビ番組やポピュラーサイエンス本などではよくある例ですが。

茂木 そうですね。それについては,最近,自分の中で整理がつきました。この例でいうと,男女の脳に解剖学的な差があること,特定の刺激に対する脳の活動に差があることについては科学的な研究があります。例えば,熱烈な恋愛状態にある被験者に恋人の写真を見せたときの脳活動を調べると,女性では前頭葉で客観的・批判的判断をつかさどっている領域の活動が落ちているんです。「愛は盲目」という現象を,脳の活動で表したことになります。もちろん,解剖学の差も機能の差も統計学的な処理によるもので,すべての人に当てはまるわけではありません。

伊勢田 すべての人に当てはまらないというだけでなく,実際的なアドバイスに使おうと思うなら,その結果が何を意味するかの解釈にももっと慎重になる必要があります。番組では一気にハウツーにもっていってしまったわけですが。

茂木 確かに科学的とかいえない。ただ,科学論文は一般の人にとっては無味乾燥なものです。しかも,人間はすべて科学的根拠で生きているわけではない。どう生きようかと考えているときに、ヒントとなるアイデアを提供できたらいい。いわば,ここから先は生命哲学の問題だと考えています。

伊勢田 だとしたら、メディアで発言するときは,ここまでが科学で,ここからが生命哲学だと区別する必要があるのではないですか(笑)。

茂木 その点,かなり慎重に話しているつもりですが,テレビ番組の場合,収録した内容全部が放送されるわけではありません。自分で,全体の論旨をコントロールできないという問題がありますね。

伊勢田 それは理解できますが,そのような場合は出演しないという選択肢もあるのではないですか。

茂木 それもひとつの選択肢だと思います。メディアに登場する科学者の見識に任されている面もあるので,私も注意しているつもりです。ただ,科学的なエビデンスとしていえることはきわめて限られていて,しかも科学的であると判断するための境界線にもグレーゾーンがある。その違いは相対的なものです。

伊勢田 グレーゾーンがあるというのはたしかにそうです。いずれにせよ,マスメディアの側にも科学情報の伝え方のルールが必要です。例えば健康食品を紹介する際には,基礎科学データと実際の商品の効能を安易に結びつけないなどです。そうしないと明らかな疑似科学を広めることにつながります。

鏡の国のサイエンス #03-2:茂木健一郎(脳科学者)

茂木 日本のメディアってまだ「やさしくしよう」という目線でやってるんですよ。でもたとえばNHK の語学番組なんかでたまに高飛車なのがあるんです。深夜とか朝とか、中国語やドイツ語やフランス語で勝手にしゃべってるような番組。あれを科学でつくりたい。科学者が勝手に議論してるのを延々と流してるの。「朝までナマ科学」みたいな(笑)。

佐倉 茂木さんがでてるテレビでも科学的な話題を扱ったりしてるけど、ちょっと単純化のしすぎじゃないかな、視聴者に科学の一面しか伝わらないんじゃないかなと、見ていて思うこともあるんですが……。   

「ビーバップ!ハイヒール 大阪脳の秘密/心眼の世界3」2009年04月16日放送分より。

茂木「人間は、誰もが「脳」という素晴らしい宝物を持っています。
ただ、私たちの脳は毎日の生活習慣や考え方で有効に働いたり働かなかったりするんですね。つまり、日頃からの使い方が大事なんです。
そんな脳の力を無意識にうまく利用している人たちがいます。
実はそれが大阪の人たちなんです。」

(ナレーション)
大阪
大阪人が無意識に脳を鍛えている!?
センセ、ホンマですかあ?

茂木「大阪人の脳の使い方にこそ、私たちの未来の可能性を広げる大きなヒントがあるんですね。」

(ナレーション)
例えば……
大阪人はいらち。
大阪人は時間を無駄にするのが大嫌い
なんでも短時間で手早く片付けようとする
前に一分でできたことは今度は45秒に。
そして、次は30秒に。
このように、制限時間を自分で決めると集中力が生まれ、脳の情報処理能力が飛躍的に高まるのだ!

Osaka1

Osaka2

Osaka3

Osaka4

そして2009年9月、全国高等学校クイズ選手権メーンパーソナリティーに。

 女優の菊川怜(31)が日テレ系「第29回全国高等学校クイズ選手権」(9月4日・後7時58分)で脳科学者・茂木健一郎氏(46)とメーンパーソナリティーを務めることが決まった。お互い東大卒の頭脳派。クイズ番組の解答者には常連の菊川だが、進行役は初めて。前回まで3年連続担当した高学歴お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」からバトンタッチし「完全燃焼で、一緒に熱い夏にしましょう」と全国の高校生にエールを送った。

スポーツ報知

この男は、一体どこに向かっているのか……。

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2009年4月27日 (月)

化粧する脳

このタイミングで、また茂木健一郎ネタっていうのも気が引けるんですが……。
キリンが逆立ちしたピアス」より、応用哲学会シンポジウム「これが応用哲学だ!」での茂木健一郎の発言について。

 シンポジウムで、茂木さんは、カネボウと協力して、化粧をする女性の脳を調べたという。その結果を「オンナは化粧をしているとき、自分の顔を他人の顔として見ているってことですよ」という風に冗談めかして言い、会場はドッとウケた。そして、そのあとの討議の中で、自分のクオリアの研究は本質的な問題を追及しているが本が売れない、しかし化粧の研究のように非本質的な問題を扱えば本が売れると述べた。

「化粧の研究のように非本質的な問題を扱えば本が売れる」と。 
ひどい言いぐさですわな。
他のところでは、こんな風に言ってるのに。

茂木健一郎が語る「グーグル、強さの秘密」

茂木 (略)
 脳の研究者としての私のライフワークは、人間の心の中で感じられる質感のメカニズムを解き明かすことです。このメカニズムを私は「クオリア」と呼んでいます。

 このクオリアを研究する中で、欲求や価値観の問題や不確実性の問題は避けて通れません。ですから、自分の研究の流れの中で、ニューロマーケティングと呼ばれる分野への関心も自然と育まれてきたのです。

 ── 電通やカネボウ化粧品といった企業から共同研究の話が来て、戸惑うことはなかったのですか。

 茂木 それはありません。「ぜひやりましょう」と最初から積極的でしたね。

 特に化粧品は、自分のイメージがどのように社会的な関係の中でできるのか。難しい言葉を使えば、「自我の社会的構築」という問題と深く関わっています。これは脳科学者が非常に興味を抱いている問題です。さらに女性の欲求の問題とも関係がある。ですから、テーマとしても面白いと思いました。

後日、youtubeにアップロードされるらしいので、正確な発言はそのときに確認しましょうか。

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2009年4月26日 (日)

予言成就

Wikipediaの件で一息ついたところなのだけど、アクセスが増えている今のうちに書いておこう。

前に、こんなことを書いたんだけど。

雑記 2.1-2.7

ミスター”動的平衡”、福岡伸一がラ・フォル・ジュルネに参加した模様。
今のうちに予言しておくけど、絶対「音楽は”動的平衡”である」とか言いだすね、この人。

で、「宝島」6月号に、こんな記事が。
タイトルは、「生物学者・福岡伸一が語るヒトと音楽のハーモニー バッハの音楽は生物を蘇らせる!」。

なぜ生物は、絶えす音を発するのか。それは、生物が動的平衡状態にあるからである。生物は外部から食物などの形で分子を摂取し、それを分解して己の身体の一部分とする。それと同時に、身体を構成する古い分子を体外へと排出していく。このようにして生物は、絶えず構成要素を変えながらも一定のバランスを保っている。それが動的平衡というものである。生命行為とは、分子の流れが生み出した「淀み」のようなものなのだ。この動的平衡状態は、絶え問ない物質の振動を伴う。心臓は脈打ち、脳は波を発し、肺は伸縮する。しかし人間は、日常においては自らが発する音を忘れて、あるいは聞こえていながら気にもしないで、生きているのである。

ワハハハ。
「音楽は”動的平衡”である」とは言ってないけど、おおよそ「当り」でしょ?
予想通りのことをしてくれますね、福岡ハカセ!

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茂木先生専用ページ

茂木健一郎様

Wikipediaの編集の件に関しては以上で終了です。
削除を行ったのはご本人によるものであると判断いたしましたが、間違っているかもしれません。
旅行に同行した方が勝手に行ったことかもしれません。
また、もしかしたら、驚くべき偶然ですが、たまたま同じ時期に旅行をしていたファンの方、あるいは「追っかけ」の人が編集を行ったのかもしれません。
万が一、事実の誤認等がありましたら、当記事のコメント欄でご指摘願います。

「クオリア日記」にはトラックバックを送っておきます。

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Wikipediaで茂木健一郎がしたこと(4)

以下、Wikipediaの編集を行ったのは本人だったという前提で書きます。

まず、Wikipediaのガイドラインで、自分自身の記事を編集することについて、どのように記述されているか確認してみます。

Wikipedia:自分自身の記事をつくらない
2.ウィキペディアにすでにあなたについての記事があるとき

自分のことについて、中立的な立場から書くことはとても難しいものです。そのため、ウィキペディアでは自分のことについては他の利用者に執筆を任せるのが望ましいでしょう。自分自身で編集するのではなく、記事のノートページで出典となりうる情報や、編集の提案をし、あなたとは利害関係にない人物が記事を編集するのを待ちましょう。
また、自分の関係していることの記事についてどうしても編集したい場合は、一度ノートページでご自身が記事の主題となっている本人であることを表明した上で提案を行って、合意を得てから編集することが推奨されます。ここで第三者の目が入ることによって、上に挙げたような問題点が解決されることがあるからです。

ただし、誰の目にも明らかな問題点があるときには、自分が関係していることについての記事を直接に編集することも許されます。たとえば、荒らしを差し戻すような場合です。でも、もちろんこの場合、荒らしは、単純で誰にでも荒らしとわかるような行為でなければなりません。内容へ異論があって行われた編集の場合はあてはまりません。同様に、自分自身についての誤った、あるいは古い基礎情報(例えば、結婚の有無、現在の勤め先、出生地など)を修正することは自由です。ただし、事実に異なる解釈が可能な場合、他の人も編集するであろうことを理解してください。

上記の通り、「ノートページでご自身が記事の主題となっている本人であることを表明した上で提案を行って、合意を得てから編集すること」が推奨されています。

実は、茂木健一郎は過去に上記のようにWikipediaの自分の記事のノートページに書き込みを行ったことがあります。
アカウント名は「Kenmogi1962」。

利用者の投稿記録

投稿の内容は以下。 

2007年1月12日時点での記述は、的確な部分もあるが、かなりの記述に主観と偏見に満ちており、修正及び削除が必要である。 >近年は研究よりも脳科学の啓蒙活動、タレント活動に精を出している。ー>事実ではない。「精を出している」という記述自体が主観的である。英語版wikipediaにこのような記述があるだろうか? >脳科学者、タレント。 ー>「タレント」を職業とすると宣言したことはない。そもそも、「タレント」の定義は何か? 茂木は「タレント事務所」に所属しているわけではない。 >「アハ体験」だけではなく「クオリア」という脳で感じる「質感」を研究し、 ー>順番が逆である。 >肩書き 主観と誤解に満ちた「評論」であり、全体的に削除ないしは修正が必要。 >研究の進まない苛立ちと無力感からか、時に自身のことを、化学反応だけから黄金を生み出そうとしていた中世の錬金術師になぞらえて「錬心術師のようなものかもしれない」とつぶやく場面も見られる。 -> 「錬心術」という表現は、心の本性を解明できない現在の脳科学全体の現状を指す言葉として使っているのであって、特に自分のことを指しているのではない。 >メーリングリスト クオリア・ミステリー -> メーリングリストは「qualia」で、そのURLはhttp://www.qualia-manifesto.com/mail.htmlである。

この投稿は、2007/01/12の「クオリア日記」の以下の書き込みから、本人のものであることが確実であると判断できます。

クオリア日記 火山爆発

 その瞬間、こんな素朴な高校生まで感化する
wikipediaに偏見に満ちた記述があるという
状態は、放置していてはいけないのだと思って、
即刻行動に移すことにした。

 wikipediaの指針には、本人に関する記述は
それ自体に直接手を入れず、ノートに記せ
とあるので、
 ノートを書いた。

 本人が直接記事に手を入れるのは
どうかと思うので、
 誰か、修正してくれないか。

このときは、Wikipediaのガイドラインに沿った対応をとったわけです。
しかし、今回は、2009年4月11日 (土) 19:52から4月21日 (火) 22:25に実名でノートに投稿を行うまでの間、前回のアカウントは使わずに匿名で編集を行ったわけです。
もし、4月21日 までの間に「編集合戦」が終わっていたら、削除を繰り返していたのが本人であったことは知られないままになっていたはずです。

Wikipediaのガイドラインは、「アカウントを取得し、ログインして説明責任が果たせる立場になった上で編集すること」を推奨しています。

Wikipedia:説明責任
ログインの勧め

多くの利用者は「既存の記事を大幅に変更する際にはアカウントを取得し、ログインし、説明責任が果たせる立場になった上で編集してほしい」と望んでいます。

比較・対照としてWikipedia:ページの編集は大胆にを参照

ログインが望まれる理由は、自身の編集に対する説明責任を果たしてほしいからです。もし、あなたが利用者名を登録していなければ、利用者ページを持てません。投稿の際は利用者名の代わりにIPアドレスが記録されますが、それは一定のものではないので、他の人達にとってあなたの編集について、あなたと対話するのが難しくなり、それをもどかしく思う利用者がいることは事実です。もちろんログインしないでの編集は現在は認められていますし、そのこと自体に対して他の利用者が異議を唱えることはできません。

しかし、ログインしていないのは、自身の投稿に自信がなかったり、責任を持ちたくないためであるとか、ウィキペディアの方針に沿っていないことを自覚しているため、と見られることも多々あります。

特に、ログインしていない利用者(即ち説明責任に欠ける利用者)が、他の利用者らが多くの議論の積み重ねにより書き上げた記事に対し、それらを考慮しない大幅な変更を行った場合、問題になりがちです。ウィキペディアの記事は、民主主義的な議論を経て作り上げられるものであり、あなた(とあなたの質の高い編集歴)に他のウィキペディアンがよせる信頼によって、編集のプロセスは筆自慢による編集作業からチームワークによる編集作業になるのです。ですから、あなたが「雑草とり」と呼ばれるメンテナンス的な編集のみで参加しようと思っているなら別ですが、ある程度、記事の内容に関わる編集をしようと思うなら是非、アカウントを取得し、ログインして説明責任が果たせる立場になった上で編集することを推奨します。

茂木健一郎は、かつてこんなことを書いています。

クオリア日記 情報倫理

インターネットというメディアは、
日本人にとって、自らの姿を
映す鏡になっている。

「匿名で書かれた意見は、無視して
かまわない」

極言すれば、そんな情報倫理を日本人も
少し持ったらどうかと思う。

他人に「情報倫理」を説いた人間としては、今回の振る舞いはあまりにも姑息で情けないものではなかったでしょうか。
こんなことも書いています。

クオリア日記 火山爆発

 アマゾンの書評やブログなどで
悪意に満ちた記述をたまたま見た時など、
腹を立てると同時に、
 「ああ、かわいそうになあ。この人が
もしボクとリアルに会ってしまったら、
徹底的にやりこめられるだろうなあ」
と想像して、にやにや、しんみり
してしまう。

斎藤環との往復書簡は放り出したままままですね。
自分自身への批判に対しては、「リアル」でなくても構わないので、正面から「徹底的にやりこめ」ていただきたいと思います。

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Wikipediaで茂木健一郎がしたこと(3)

他にWikipediaの編集を行った人間の情報は、IPアドレスくらいしかありません。
IPアドレスだけでは、大雑把な住所くらいしか分からないから、決め手にはならないな、と思ったのですが、とりあえず調べてみようと思いました。

ドメイン/IPアドレス【whois情報検索】

茂木健一郎に批判的な記述を削除した人間のIPアドレス、「210.250.17.35」「115.177.56.51」「115.177.56.51」「81.223.222.10」「88.128.93.185」「213.20.156.34」「84.189.89.33」「213.33.74.102」を順々に調べていきました。
2009年4月13日 (月) 05:08の編集を行った「81.223.222.10」まで来たところで妙なことに気がつきました。
変換されたホスト名は「 81-223-222-10.paris-lodron.xdsl-line.inode.at 」。

これは海外からの接続じゃないか?

詳細を見てみると

inetnum: 81.223.222.8 - 81.223.222.11
netname: Imlauer-Hotels-und-Restaurants
descr:

descr: Imlauer Hotels und Restaurants
descr: Georg Imlauer
descr: Salzburg
country: AT   → (オーストリア)
admin-c: AH10082-RIPE
tech-c: AH10082-RIPE
status: ASSIGNED PA
mnt-by: AT-INODE-DOM
source: RIPE # Filtered

オーストリアからの接続です。
ハッとして4月13日の「クオリア日記」を見てみると

クオリア日記 ザルツブルク

成田からミュンヘンへ。

眠っている間に、iPod Shuffleが
どこかにいってしまった。

ふしぎ。

神隠し。

シートの下に落ちたのかしら。

眠る以外はずっと仕事をしていた。
我は真面目なり。

ミュンヘンからザルツブルクへバスで移動。

オーストリアだ!

4月14日からはドイツからになります。

2009年4月14日 (火) 15:59 「88.128.93.185」

netnum: 88.128.80.0 - 88.128.95.255
netname: ca-de
descr: T-Mobile Deutschland, access and content provider for GPRS and UMTS
country: DE   → (ドイツ)
admin-c: TH12429-RIPE
tech-c: AS8728-RIPE
status: ASSIGNED PA
mnt-by: MNT-TMD
source: RIPE # Filtered

2009年4月14日 (火) 22:53 「213.20.156.34」

inetnum: 213.20.0.0 - 213.20.255.255
org: ORG-TDG4-RIPE
netname: DE-MEDIAWAYS-990820
descr: PROVIDER Local Registry
descr: Telefonica Deutschland GmbH
country: DE   → (ドイツ)
admin-c: MWH6-RIPE
tech-c: MWH6-RIPE
status: ALLOCATED PA
mnt-by: RIPE-NCC-HM-MNT
mnt-lower: MDA-Z
mnt-routes: MDA-Z
source: RIPE # Filtered

2009年4月15日 (水) 17:43 「84.189.89.33」

ietnum: 84.136.0.0 - 84.191.255.255
netname: DTAG-DIAL20
descr: Deutsche Telekom AG
country: DE   → (ドイツ)
admin-c: DTIP
tech-c: DTST
status: ASSIGNED PA
remarks: ******************************************************************
remarks: * Abuse Contact: http://www.t-com.de/ip-abuse in case of Spam, *
remarks: * Hack Attacks, Illegal Activity, Violation, Scans, Probes, etc. *
remarks: ******************************************************************
mnt-by: DTAG-NIC
source: RIPE # Filtered

4月15日のクオリア日記を見てみると

クオリア日記 精神から身体を守っている

バスでミュンヘンへ。

空路、ベルリンに入る。

ドイツの首都を訪れるのは初めての
ことなり。
ずっと、「ウンター・デン・リンデン」
という言葉が響く。

2009年4月19日 (日) 23:44のIPアドレスは210.250.17.35、ドメイン名は「 d2fa1123.custom.pwd.ne.jp 」。
jpドメインです。
日本に帰ってきたのです。
4月19日のクオリア日記は

クオリア日記 成田に

着きました。

これから仕事に直行です。

全てピッタリと一致します。

ヨーロッパに同行した人間が編集を行った、という可能性もありますが、Wikipediaの編集を行ったのは本人だとほぼ断定できるのではないでしょうか。

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Wikipediaで茂木健一郎がしたこと(2)

さて、それでは「茂木健一郎」と名乗った人間は、茂木健一郎本人なのでしょうか。
Wikipediaに書き込まれた文章(*1)は、いかにも茂木健一郎が書きそうなもののように見えます。

ノート:茂木健一郎

wikipediiaにおける記述は、その個人をさまざまな立場を離れて「遠く」から眺めた時に立ち上がってくる基礎的な情報を書くことにとどめるべきでは ないでしょうか。私についてのwikipediaの記述が、中立性という視点からきわめて異常なものであることを感じぜずにはいられません。私の友人たちが、 現時点でのwikipediaの記述を見る時、そのトーンのあまりにも卑劣なことに、大いに驚き、傷つき、そして失望することと思います。

とくに「その個人をさまざまな立場を離れて「遠く」から眺めた時に立ち上がってくる基礎的な情報」の中の「立ち上がる」という言葉は、茂木健一郎が頻繁に使う言葉です。(*2)
「クオリア日記」の中を検索しただけでも、以下のような文章がヒットします。

http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2009/03/post-12ad.html
すばらしいものに
ついて考えているだけで、そこで良質の
精神運動が立ち上がる。

http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2008/12/post-e331.html
 私たちが、近似的に「同じ」、「違う」を判断する認知プロセスは、意識の中に立ち上がっているクオリアのユニークさを……
 
http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2006/08/post_af57.html 
 消費者行動を理解する
上での鍵となる概念とされる
「インサイト」にしても、
 そのような暗黙知の
伝達を考えて初めて意味のあるものとして
立ち上がるのではないか。

すなわち、なぜ、自筆原稿を読むよりも、活字となったものを読む方が、文学的体験として純粋なものが立ち上がるように思われるのかという問題である。

 リンゴは落ちる、月は落ちない。この、
一見当たり前に見える事態の背後に暗黙のうちに
前提にされていることを問うたとき、はじめて
力学が立ち上がった。

http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2008/12/post-fa5b.html
聴覚や、錯覚、味覚などの感覚のモダリティにおいても、そこにそのような感覚があるという「アウェアネス」は立ち上がっている。

 しばしば、注意を向けたものだけが、意識として立ち上がる、と誤解されるが、そうではない。
 
http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2008/07/post_9ffe.html 
そのとき立ち上がるみずみずしい
感覚は、それ以外の生活時間とは
明らかに異質だ。 

http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2009/03/post-fd19.html
春の空気に触れて心の中に立ち上がるそこはかとない憧れもクオリアである。
 
http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2006/02/post_08e4.html
 身体の芯からプリミティヴな情動が
立ち上がってくるのだった。

http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2008/10/post-b56b.html
「あのさ、自分と同じシャツを着ている
人が前にいる時にだけ立ち上がる固有な
認知プロセスって何だと思う?」

http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2008/03/post_f0c3.html
汽水域でいきいきとした精神運動が
立ち上がる。

http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2004/11/post_14.html
 よっこらしょと物語を立ち上げ、
一人でああでもない、こうでもないと
紆余曲折し、ああ、疲れた、と終わる。

 単なる経験科学や形式主義数学を超えて、
精神運動をとりわけその主体性においてとらえた
時に立ち上がる一種の論理と倫理。

http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2006/10/post_df84.html
 日本語圏の中でしか成立しない意味の
数々があふれて流れ消え、そのかわりに、
全く別のなにかが立ち上がる。

http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2004/12/post_31.html
 わかっていないなあ、とみんな笑うが、
その瞬間にふっと立ち上がる不思議なめまいの
感覚がある。

http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2004/11/post_7.html
世界について立ち上がる良質のメタ
認知が全てそうであるように、……

http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2006/02/gewalt_in_virtu.html
 このような研究会の良いところは、
情報を得ることはもちろんだけれども、
 自分の中にある種の「探究」へ
むけての「衝動」が立ち上がることである。

「精神運動」やら「クオリア」やら「力学」やら「アウェアネス」やら「プリミティヴな情動」やら「認知プロセス」やら「物語」やら「論理と倫理」やら「メタ認知」やら、何だか色んなものが立ち上がってますね。

とは言え、似ているからと言って本人が書いたと断定するわけにはいきません。
もしかしたら、熱烈な茂木ファンによる「なりすまし」かもしれないからです。

(*1)
「wikipediiaにおける記述は、その個人をさまざまな立場を離れて「遠く」から眺めた時に立ち上がってくる基礎的な情報を書くことにとどめるべきではないでしょうか」と書いたすぐ後で、「私の友人たちが、 現時点でのwikipediaの記述を見る時」云々と書いてしまうのは、いかがなものでしょうか。

(*2)
「立ち上がる」以外で頻出する言葉は、「向き合う」「引き受ける」です。

向き合う site:http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/ 

引き受ける site:http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/

茂木先生は身体的なメタファーがお好きなのです。

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2009年4月25日 (土)

Wikipediaで茂木健一郎がしたこと(1)

4月21日、Wikipediaの「茂木健一郎」の項に、本人の名前を名乗る人物の書き込みがありました。

ノート:茂木健一郎

4月11日から4月21日までの修正履歴を細かく見て行った結果、興味深い事実が判明しましたので報告したいと思います。

4月11日から4月21日までの「茂木健一郎」の項の修正履歴は以下の通りです。

2009年4月21日 (火) 22:26 210.250.17.35
2009年4月21日 (火) 14:28 Spreadfunction
2009年4月21日 (火) 11:39 59.156.197.242
2009年4月20日 (月) 22:16 210.250.17.35 
2009年4月20日 (月) 22:14 210.250.17.35
2009年4月20日 (月) 21:54 Spreadfunction
2009年4月20日 (月) 21:54 Spreadfunction
2009年4月20日 (月) 15:43 210.250.17.35
2009年4月20日 (月) 13:00 Spreadfunction
2009年4月20日 (月) 12:51 59.156.123.66 
2009年4月19日 (日) 23:51 210.250.17.35
2009年4月19日 (日) 23:44 210.250.17.35
2009年4月19日 (日) 04:44 Spreadfunction
2009年4月19日 (日) 04:43 Spreadfunction
2009年4月18日 (土) 12:47 59.156.197.222
2009年4月18日 (土) 05:25 213.33.74.102
2009年4月16日 (木) 14:58 210.170.200.20 
2009年4月16日 (木) 05:32 84.189.94.130
2009年4月16日 (木) 03:26 58.188.218.199 
2009年4月15日 (水) 17:43 84.189.89.33 
2009年4月15日 (水) 11:57 210.170.200.20
2009年4月14日 (火) 22:53 213.20.156.34
2009年4月14日 (火) 22:07 Spreadfunction
2009年4月14日 (火) 15:59 88.128.93.185 
2009年4月14日 (火) 14:52 Spreadfunction
2009年4月14日 (火) 14:51 Spreadfunction
2009年4月14日 (火) 13:12 59.156.197.74
2009年4月13日 (月) 14:22 Beatclick
2009年4月13日 (月) 14:19 122.2.33.11
2009年4月13日 (月) 13:02 81.223.222.10 
2009年4月13日 (月) 10:37 Spreadfunction 
2009年4月13日 (月) 05:08 81.223.222.10
2009年4月12日 (日) 02:33 Beatclick
2009年4月12日 (日) 02:28 Spreadfunction
2009年4月12日 (日) 02:18 Spreadfunction 
2009年4月12日 (日) 02:18 Beatclick
2009年4月12日 (日) 01:57 115.177.56.51 
2009年4月12日 (日) 00:59 Beatclick
2009年4月11日 (土) 19:52 210.250.17.35
2009年4月11日 (土) 01:09 Beatclick

それでは、修正の内容をひとつずつ見ていきましょう。

まず2009年4月11日 (土) 01:09
Beatclickさんが以下の記述を追加します。

学者として一般にも高い人気がある一方、後述するように、彼の「脳科学者」としてのマスメディアでの活動内容には批判意見も多い。

2009年4月11日 (土) 19:52
「210.250.17.35」が、これを削除。

2009年4月12日 (日) 00:59
再度Beatclickさんが上記の記述を追加。

2009年4月12日 (日) 01:57
今度は「115.177.56.51」がこれを削除。 

2009年4月12日 (日) 02:18
Spreadfunctionさんが新たに以下の記述を追加。 

タレントとしては成功しているものの、学者としては2003年以降ファーストオーサーとしての論文を一本も書いておらず、過去の論文の被引用数も少ないなど成果に乏しく[http://scholar.google.co.jp/scholar?num=50&hl=ja&lr=&client=firefox-a&q=author%3Akenichiro-mogi&btnG=%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=]、後述するように彼の「脳科学者」としてのマスメディアでの活動内容には批判意見も多い。

その後、細部の修正が入りますが

2009年4月13日 (月) 05:08
今度は「81.223.222.10」がこれを削除。

2009年4月13日 (月) 10:37
Beatclickさんが上記の記述を追加。

2009年4月13日 (月) 13:02
「81.223.222.10」がこれを削除。

2009年4月14日 (火) 13:12
「59.156.197.74」が以下の記述を追加。 

学者として一般にも高い人気がある一方、後述するように、彼の「脳科学者」としてのマスメディアでの活動内容には批判意見も多い。

2009年4月14日 (火) 14:51
Spreadfunctionさんが以下のように記述を修正。 

一般への知名度も高く、タレントとしては成功しているものの、学者としては2003年以降ファーストオーサーとしての論文を一本も書いておらず、過去の論文の被引用数も少ない[http://scholar.google.co.jp/scholar?num=50&hl=ja& amp;lr=&client=firefox-a&q=author%3Aken-mogi&btnG=%E6%A4%9C %E7%B4%A2&lr=]。また、後述するように彼の「脳科学者」としてのマスメディアでの活動内容への批判意見も多い。

2009年4月14日 (火) 15:59
今度は「88.128.93.185」が、これを削除。

2009年4月14日 (火) 22:07
Spreadfunctionさんが追加 

一般への知名度も高く、タレントとしては成功しているものの、学者としては2003年以降ファーストオーサーとしての論文を一本も書いておらず、過去の論文の被引用数も少ない[http://scholar.google.co.jp/scholar?num=50&hl=ja&lr=&client=firefox-a&q=author%3Aken-mogi&btnG=%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=]。また、後述するように彼の「脳科学者」としてのマスメディアでの活動内容への批判意見も多い。

2009年4月14日 (火) 22:53
今度は「213.20.156.34」がこれを削除。

2009年4月15日 (水) 11:57
「210.170.200.20」が以下の記述を追加。

学者として一般にも高い人気がある一方、後述するように、彼の「脳科学者」としてのマスメディアでの活動内容には批判意見も多い。

2009年4月15日 (水) 17:43
「84.189.89.33」がこれを削除。 

2009年4月16日 (木) 14:58
「210.170.200.20」が上記の記述を追加。

2009年4月18日 (土) 05:25
今度は「213.33.74.102」がこれを削除。

2009年4月18日 (土) 12:47
「59.156.197.222」が以下の記述を追加。

学者として一般にも高い人気がある一方、後述するように、彼の「脳科学者」としてのマスメディアでの活動内容には著名人からの批判意見もある。

2009年4月19日 (日) 04:43
Spreadfunctionさんが、以下のように記述を修正。

一般への知名度も高くタレントとしては成功しているものの、学者としては2003年以降ファーストオーサーとしての論文を一本も書いておらず、過去の論文の被引用数も少ない[http://scholar.google.co.jp/scholar?num=50&hl=ja& amp;lr=&client=firefox-a&q=author%3Aken-mogi&btnG=%E6%A4%9C %E7%B4%A2&lr=]。また、後述するように彼の「脳科学者」としてのマスメディアでの活動内容への批判意見も多い。

その後、細部の修正が入りますが

2009年4月19日 (日) 23:44
「210.250.17.35」がこれを削除。

2009年4月20日 (月) 12:51
「59.156.123.66」が以下の記述を追加。

学者として一般にも高い人気がある一方、後述するように、彼の「脳科学者」としてのマスメディアでの活動内容には著名人からの批判意見もある。

2009年4月20日 (月) 13:00
Spreadfunctionさんが、以下のように記述を修正。

一般への知名度も高くタレントとしては成功しているものの、学者としては2003年以降ファーストオーサーとしての論文を一本も書いておらず、過去の論文の被引用数も少ない[http://scholar.google.co.jp/scholar?num=50&hl=ja&lr=&client=firefox-a&q=author%3Aken-mogi&btnG=%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=]。また、後述するように彼の「脳科学者」としてのマスメディアでの活動内容への批判意見も多い。

同時に、Spreadfunctionさんは、「210.250.17.35」に「荒らし行為はやめてください。」と警告。

利用者‐会話:210.250.17.35

しかし、2009年4月20日 (月) 15:43
「210.250.17.35」がまた削除。

2009年4月20日 (月) 21:54
Spreadfunctionさんが上記の記述を追加。
再度、「210.250.17.35」に警告。

2009年4月20日 (月) 22:14
「210.250.17.35」がまたしても上記の記述を削除。

2009年4月21日 (火) 11:39
「59.156.197.242」が以下の記述を追加。

学者として一般にも高い人気がある一方、後述するように、彼の「脳科学者」としてのマスメディアでの活動内容には著名人からの批判意見もある。

2009年4月21日 (火) 14:28
Spreadfunctionさん以下の記述を追加。

一般への知名度も高くタレントとしては成功しているものの、学者としては2003年以降ファーストオーサーとしての論文を一本も書いておらず、過去の論文の被引用数も少ない[http://scholar.google.co.jp/scholar?num=50&hl=ja&lr=&client=firefox-a&q=author%3Aken-mogi&btnG=%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=]。また、後述するように彼の「脳科学者」としてのマスメディアでの活動内容への批判意見も多い。

そして、2009年4月21日 (火) 22:25
ノート に「210.250.17.35」による、以下の文で始まる書き込みがなされます。

茂木健一郎です。2009年4月22日時点の記述は、情報の恣意的な選択に基づいてなされており、特定の立場からの「キャンペーン」でしかないと感じます。

その直後の2009年4月21日 (火) 22:26
「210.250.17.35」すなわち「茂木健一郎」と名乗った人間が以下の記述を削除します。

学者として一般にも高い人気がある一方、後述するように、彼の「脳科学者」としてのマスメディアでの活動内容には著名人からの批判意見もある。

なお、同じ期間中には、茂木健一郎の肩書きを「タレント」とする記述に関して、同じような書き込みと削除のくり返しが行われていますが、煩雑になるので割愛します。

長々と書いてきましたが、ここまでの経過をまとめると、

茂木健一郎に批判的な記述が書き込まれるたびに、これを削除する人間が現れた。
その後、「茂木健一郎」と名乗る人間が、「本人」に関する批判的な記述を繰り返すものへの「強い違和感と失望」を表明する書き込みを行った。

ということになります。

茂木健一郎に批判的な記述を削除したのは、「210.250.17.35」「115.177.56.51」「115.177.56.51」「81.223.222.10」「88.128.93.185」「213.20.156.34」「84.189.89.33」「213.33.74.102」。
Wikipediaでは、ログオンせずに投稿すると、利用者名の代わりにIPアドレスが記録されます。
「茂木健一郎」と名乗る人間の書き込みのIPアドレスは「210.250.17.35」ですが、書き込みのタイミングから考えて、他のIPアドレスによる書き込みもおそらく同一人物のものでしょう。

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2009年4月22日 (水)

モギケン祭りだー

Wikipediaに本人降臨?

ノート:茂木健一郎

茂木健一郎です。2009年4月22日時点の記述は、情報の恣意的な選択に基づいてなされており、特定の立場からの「キャンペーン」でしかないと感じます。 私個人に対して特定の意見を持ったり、批判をしたりするのは自由ですが、公共的であるwikipediaという現場で、 一部の「活動家」のような人が恣意的な情報を流すことに、強い違和感と失望を覚えずにはいられません。

wikipediiaにおける記述は、その個人をさまざまな立場を離れて「遠く」から眺めた時に立ち上がってくる基礎的な情報を書くことにとどめるべきでは ないでしょうか。私についてのwikipediaの記述が、中立性という視点からきわめて異常なものであることを感じぜずにはいられません。私の友人たちが、 現時点でのwikipediaの記述を見る時、そのトーンのあまりにも卑劣なことに、大いに驚き、傷つき、そして失望することと思います。

たとえば、「批判」という項目。ある特定の個人が、別の個人について何らかの発言をすることはよくあることですが、それをwikipediaというメディアに わざわざ引用して列挙する意味はどこにあるのでしょうか? 私については、他の人もさまざまな発言をしています。特定の発言だけを恣意的に選択する 意味がどこにあるのか。記入者の意図の理解に苦しみます。

そもそも、このようにwikipediaに特定の記述を繰り返す人たちとは、どのような人たちなのでしょう。インターネットという公共の知を蓄積すべきメディアの中で、 一体何がしたいのでしょうか? 

以前にも書きましたが、英語圏における公共性の理解、水準と、日本語のインターネットにおける公共性の水準はあまりにも乖離しています。wikipediaは、匿名掲示板ではないはずです。

日本語のwikipediaのコミュニティが、より強い自浄作用を持つことを強く希望します。私についてのwikipediaの記述が、公正で中立的なものになることを個人的には最も強く願っています。210.250.17.35 2009年4月21日 (火) 22:25 (UTC)

どこかの誰かさんが、以前こんなことを書いていたような。

インターネットの第一原理。

「ネットに匿名で書かれた意見は、存在
しないのと同じである」

もちろん、匿名で意見を書いたり、それを
読んだりする人がいても、全く
かまわない。

オレは読まない、というだけのこと。

(追記)

487 :没個性化されたレス↓:2009/04/23(木) 12:30:59
>>483
この速さで返信してやればよかったのに。

ナイスつっこみ。

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例の記事

と言うわけで、件の文春の記事「茂木健一郎さんの頭の中が心配です」を読んだのですが……。
ウーン、つまらん。
「返信を待ち続けている間に、2度ほど対談の申し入れがあった」という件を詳しく書いてくれると思っていたのでけど、そっちの方は全然触れず、茂木批判としては往復(しなかった)書簡と同じようなことを書いてるだけ。
おまけに、批判の筋が悪い。

私は、本質的な議論がしたかった。「テレビに出ずっぱりで脳科学の研究をするヒマがるのか」「江原啓之と対談するのは科学者としていかがなものか」なんて、どうでもいい。

この時点で全く共感できなくなるな。
どうでもよくないですよ。
社会的な影響という観点では、それが一番の問題でしょ。
そりゃ、ラカン派精神科医にとってはどうでもいいだろうけどさ。

そもそも、脳の機能によって人間の社会行動を説明できるというのは、現時点では「トンデモ脳科学」だ私は考える。

雑な言い方だなあ。
現時点で「人間の社会行動」を「脳の機能」で全て説明できるなんて主張している人間なんて、まともな科学者なら言うわけないし、モギケンだってそんなことは言ってないんじゃないの?
将来的には全て脳の機能で説明できるようになる」と言う主張だとしても、大胆なものとして受け止められると思う。
要するに藁人形たたき。
「脳の機能のみによっては人間の社会行動を全て説明することはできない」という主張なら、私も同意しますけど、「脳の機能によっては人間の社会行動を説明することはできない」なら同意しません。
今の時点でも説明できる部分はあるんじゃないの?
それを否定しようとするのは馬鹿げてる。

脳は未だに巨大なブラックボックスである。たとえばミラーニューロン説、まだエビデンスによって実証されたとはいえない段階だ。

このあたりは、まあいいとしても

それに、脳はパソコンでいえばハードウェアであり、どう作動するかはアプリケーションソフトしだいで異なる。それを無視して、「脳」というハードだけで語るのは素朴すぎる。

これは雑。
脳の機能はハードとソフトという風にはスパッと切れないんじゃないかと思うけどね。ハードとソフトという比喩にあえて乗っかると、どういうソフトが動かせるかがハードによって強く制約されているっていう面があるんじゃないかと思う。

もちろん「精神分析」だって十分怪しげなのだが、自分たちが「自然科学」であるとは主張しない。

自然科学じゃないからって、いい加減なことを言ってもいいということにはならないし、怪しげだという自覚があるからと言って無害になるわけじゃない。

日々の診療の中で脳波を読み、CTやMRIで脳の画像も見るが、仮説の集積によって治療にあたっているという程度の自覚はある。

「仮説の集積」であること自体が問題なんじゃなくて、精神分析が前提としている仮説のタチの悪さが問題なんじゃない?

 もうひとつ。茂木氏は、「クオリア」とは視覚、聴覚、嗅覚などの、「感じの質感」だというが、この「クオリア」を過度に賛美すると、神秘体験を重んじるカルト宗教につながりかねない。

そりゃあ、さすがに言い過ぎなんじゃないかと。
確かに茂木には「理性」より「情感」のようなものを優先するところがあって気持ちが悪いんだけどさ。
そもそも、「江原啓之と対談するのは科学者としていかがなものか」なんて、どうでもいい、っていたくせに「カルト宗教」と非難するのは、なんだか筋が通ってないような。

 ポジティブ・シンキングの権化として人々を力づけるベストセラー、『脳を活かす勉強法』などを読むと、脳内のドーパミン(快感物質)を出すことを奨励しているが、ドーパミン過剰は統合失調症と関連が深いのはご存知だろうか。

これはひどい。
「ドーパミン過剰は統合失調症と関連が深い」からと言って、ドーパミンを出すようなことをし続けたら統合失調症になるってわけじゃない。
これじゃあ「ゲーム脳」レベルだよ。
「ゲーム脳」を批判していた人間がこれじゃあねえ……。

全体的に見ると、脳科学一般と通俗脳科学と茂木固有の主張をゴッチャにしたままで批判しているのが気になる。
脳科学者は茂木一人じゃないし、茂木が脳科学者の代表と言うわけでもない(むしろ傍流でしょ)。
これじゃあ、まともな脳科学者(神経科学者?)が迷惑だよ。
「斎藤環はポストモダンかぶれの使えない精神科医」という前からの私の評価を強化するだけでしたね。

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2009年4月21日 (火)

斎藤環

で、さっき、週刊文春の中吊り広告を見たんだけど……。
アレはコレの伏線だったんですねえ。

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大阪脳

[BBHH] 茂木健一郎 presents 大阪脳の秘密 (1 of 3)

タグは「これはひどい」(*1)「トンデモ」「NO科学」(*2)でお願いします。(*3)

(*1)モギケンじゃんなくて、このブログがひどいのだと思われそうですが。
(*2)音楽好きの方なら「脳ミュージック、脳ライフ」でも可。
(*3)「他人の真似は止めろ」とゴーストがささやいているので、これで止めにします。
(*4)本文より注の方の分量があるのは我ながらちょっとどうかと思います。

(追記 2009.4.29)
動画は投稿者によって削除されました。

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2009年4月19日 (日)

ニート認定

2ちゃんのモギケン・スレで「ニート認定」されましたー。

661 :Nanashi_et_al.:2009/04/19(日) 18:28:27
茂木健一郎の批判に執念をもやすニート
http://a-gemini.cocolog-nifty.com/blog/

ニートじゃないんですけどねえ、一応定職ついてるし。
更新パターンで分かりそうなもんですけどね。
最近は、ほとんど土日にしか更新しないし、コメントも夜9時以降だし。
ま、「執念」は感じ取ってもらえたようだから、むしろうれしいですよ。

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2009年4月18日 (土)

雑記 4.12-4.18

先週、スピルバーグの「宇宙戦争」を音を消したテレビで数分間眺めての感想。

「スピルバーグって、カメラの動き方を見せたいだけなんじゃね?」
「CGって、やっぱり映画をダメにしてるよな」

                    *  *  *
         
大人に見えた?京都の10歳児、顔認証自販機でたばこ購入      

 府警がこの自販機で実験した際には3回中1回、男児を成人と認証。府警や自販機の製造会社は「10歳児が認証された例は聞いたことがない」として原因を調べている。(略) 
 府警は製造会社と財務省に必要な措置を取るよう要望。財務省も「100%の判別が出来るよう改善を求めた」としている。 

なんでこんなことがニュースになるのか分からない。
こんなの「偽陽性」や「偽陰性」があるのは当たり前で、100%の判別なんてできるわけがないじゃん。
バッカじゃないの。

                    *  *  *

      
「福岡伸一コーナー」です。   

Fukuoka2_3        
    
福岡ハカセが「大学ランキング〈2008年版〉」 (週刊朝日進学MOOK)に寄稿しています。
何かエラソーなことを言ってるので、興味のある方は本屋さんで立ち読みなど、どーぞ。

                        *  *  *
         
「佐藤優コーナー」です。

Sato2

金光翔の公開質問状に対して、佐藤優が予想外の対応を。   

佐藤優氏、公開質問状の受け取りを拒絶      

どうせ黙殺するだろうと思ってたけど、受け取りを拒絶するとはねえ。
「読者との双方向性の担保」はどこに行っちゃったのかしら。
(関係ないけど、「担保」という言葉をこういう風に使うのは嫌いだな。)

                           *  
         
「東洋経済」の連載で、前号で延々と山川出版社の高校教科書を引用したことを編集部から怒られたそうで、その言い訳をしていて笑った。

                        *  *  *   
    
「茂木健一郎コーナー」です。 

Mogi   

斎藤環のブログで衝撃の事実が発覚。

pentaxx備忘録

だいぶ前になりますが、茂木健一郎氏との往復書簡については、双風舎から終結宣言が出されました。返信を待ち続けている間に、2度ほど対談の申し入れがあったことをここに暴露いたします。そういった所作もふくめて、まあ茂木さんは「そういう人」なんだなあということが良くわかりましたので、個人的には思い残すことはありません。以後私が積極的に茂木批判を展開することはありませんが、コメントを求められればつい往復書簡をネタにしてしまう可能性はあります。ぜひ生暖かい目で見守っていてください。

なんと、往復書簡の返信はせずに、対談の申し入れをしていた、と。
大方、面と向かってだと批判もしにくいだろうっていうんで、最初に斎藤のことを大げさに持ち上げておいて、「いやー、ボクも斎藤さんも、真理を探究に対するパッションに違いはないと思うんですよね、アハハハ」とか何とか言ってワキアイアイの対談という風に仕立て上げて、往復書簡の方はウヤムヤにしようとしたんでしょ。
そういう人です。
      
                              *  

この次の日曜日、応用哲学学会の公開シンポジウムがありますね。

第1回年次研究大会シンポジウム日時: 2009年4月26日(日曜日)
場所: 京都大学文学部新館第三講義室

公開シンポジウム 「これが応用哲学だ!」
パネリスト
伊勢田哲治 (京都大学)
茂木健一郎 (ソニーコンピュータサイエンス研究所)
森岡正博 (大阪府立大学)
司会 戸田山和久 (名古屋大学)

関東方面の皆様、レポートお待ちしてまーす。

                        *  *  *

告!
以下のようなコメントはご遠慮ください。

「重箱の隅をつつくようなことをするのはネガティブだと思います。 もっとポジティブに見てあげたらどうですか?」
「こんなに色々調べるなんて、ホントは茂木(or福岡or佐藤)が好きなんじゃないの?」
「あなたは無知の知を知るべきだ」

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2009年4月17日 (金)

「アンチ茂木派」

プロフェッショナルに学ぶ「アイデア発想法」「プレッシャー克服法」「やる気を出す方法」

まるで、脳科学者に「アンチ茂木派」と「茂木擁護派」が存在するかのような書き方だねえ。
「茂木擁護派」の脳科学者って誰なんだろう?
ご存知の方は教えてください。

ところで

おまけ「創造的な先延ばし」

  • やろうと思っていることを先延ばししてしまうのは創造的なことが多い
  • なんとなくダラダラしていても、何もしていないようで脳は細かく整理していたりする
  • だからダラダラしてしまっても、あんま気にしなくていい

クオリア日記

 勉強を始めようとする時に、「時計の長い針が12のところに来たら」と先延ばしにしたり、「机を片づけてから」とか、「この漫画を読み終わってから」と条件を付けたりしていると、実際に勉強を開始する時間がどんどん遅れてしまう。そのようにしてさぼっていると、「やっぱり私はダメなんだ」と自己嫌悪の気持ちがわき起こってきて、ますます勉強に集中するのが遅れてしまう。
 思い立ったら、瞬時に始める。「時計の長い針が12のところに来たら」などと悠長なことを言っているのではなく、とにかく「一秒後」にはもう勉強を開始して、一心に集中する。どんな状況でも、すぐに「鶴の恩返し」の「つう」のような一心不乱な気持ちになることができるようになれば、もうその人は勉強の達人である。

前にも書いたけど、どうして茂木ファンって混乱しないでいられるんですかね。
こんなので「らいふ」を「はっく」したりできるのかしら。
不思議ね。

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素人談義

池田信夫blog  小倉秀夫弁護士による事実無根の中傷について

研究者にとって学位はもっとも重要な資格であり、それを取得するために5年近い歳月をかけるものである。それを「素人」呼ばわりすることは、私だけでなく博士論文を審査した経済学者および慶應義塾大学の名誉を毀損し、私の業務を妨害する行為である。

池田信夫blog  神は妄想である

世の中には、ドーキンスが「利己的遺伝子理論」を創始した偉大な生物学者だと思っている人も多いようだが、彼はハミルトンの血縁淘汰理論をわかりやすく解説したサイエンス・ライターにすぎない。

ドーキンスが「サイエンス・ライターにすぎない」なら、池田先生が「素人」でも全然おかしくないと思うけどねえ。

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2009年4月11日 (土)

雑記 4.5-4.11

伊東乾って茂木健一郎路線を狙ってるのかな。

                     *  

と思って、2ちゃんの伊東乾のスレッドの過去ログを読んでみたら、こんな書き込みが。

この人の文章は典型的に自分自身から距離がとれていない悪文です。
書き手と文章の間に距離がない。だから、自意識がそのまま出てきます。
自分ははすごいんだ、という風にしか読めない。
自分自身の体験を客観化することなく、常に特権化する。普通は恥ず
かしいよ、こんな文章書いたら。
こんな人材を助教授にするしかない東大も情けない。

やっぱり、モギケンと伊東乾って似てるような気がする。

                     *  

<インタビュー>英語の世界の香ばしさを知る 脳科学者・茂木健一郎さんに聞く

「英語の世界の香ばしさ」?
なんじゃそりゃ。

「日本語で表現すると、自動的にほぼ日本人しか読まないという安心感がある。それがあるから堕落しているのではないか。日本語圏でほぼ閉じていることに伴うモラルハザードは大きいと思う」。だからこそ、作家・村上春樹さんが先駆的に行ったことを高く評価している。

英語でスピーチしたからエライ!、ってか。

                  *  *  *

blupyの日記 人文科学をなめとる

自然科学の方法論で検証できるのに、間違ったことを言ったり、定説のないことをいったりするのは自然科学的に間違い、で十分ではないか。なんで人文の分野の話になるのかな。

実は、blupyさんの言うことにはあまり共感できないことが多いのだが(笑)、この件に関しては、blupyさんの方に一票。
問題は、自然科学と人文科学の違いじゃなくて、学問と似非学問の違いだと思いますね。
茂木とか福岡の書くものが悪質なのは、学問的な裏づけがあるように見せかけてるけど、実際はそうじゃなくて、デキの悪いイデオロギーをすべりこませちゃってるってとこでしょ。

                  *  *  *

finalventの日記 NHKスペシャル 象徴天皇 素顔の記録、見たよ

そのなかに、おそらく神道というもののもっとも上質で厳粛なものがきちんと居座っているのだ。

神道に「上質で厳粛なもの」なんてあったんだ。
フーン。   

ここには、そこいらの頭でっかちの右翼だの左翼だのが見えないものがある。

頭でっかちな左翼でも、よござんす。    

それでいて農協のおばさんはきちんと見えている。

見えなくてもけっこうです。
ところで、finalventさんは「農協のおばさんはきちんと見えている」ってことが見えてるって、どうして言えるの?

                  *  *  *

404 Blog Not Found こら!たまには実証しろ!!    

私が平気で無知をさらしているのは、私より「やってる」経済学者がまず見当たらないということもあります。その経済学の理論を元に、たいして稼いでない私より稼いだ経済学者ってどれくらいいらっしゃいます?あ、言っちゃった。

経済学は金儲けのための学問じゃないって。
(と、つい最近まで経済学者に偏見を持っていた私が言うのであった。)

ったく、アルファブロガーってのはどいつもこいつも……。

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2009年4月 9日 (木)

テオ・ヤンセン展

日曜日にテオ・ヤンセン展を観て来ました。
テオ・ヤンセンっていうのは、「ビーチ・アニマル」を作ってる人ですね。
こんなヤツ。

入場料は1500円。
土日はビーチ・アニマルを実際に動かしてみせるデモがあるということで行ったのですが、会場に入ったのが、タイミングが良く、デモの数分前。
展示してある作品を眺めているうちにデモ開始。
若い女性の説明しながら動かします。
説明の中で、ビーチ・アニマルのことを「この子」と呼んでいて、「あんたは、ナウシカかっ!」とか思いました。
翼をバサバサ動かしたあたりで、私の前にいた2,3歳の子が「こわいー、こわいー」と怖がっていたのが面白かったな。
子どもの目にも生きものっぽく見えてるんだな、と。
ペットボトルに溜めた空気の圧力で歩き出します。
やっぱり足の動きが面白い。
こんな感じ。

「1月からやってるので、ちょっと元気がない」とのことでしたが、ちゃんと動いてました。

デモの後、他の動かない作品も一通り鑑賞。
初期の作品は、粘着テープがベタベタ貼ってあって、それがかえってDIY感があるというか、生々しい感じがして良かったです。
一通り見てから、図録(1600円)とDVD(2000円)を買って帰りました。

DVDの方はお勧めできません。
画質もよくないし、編集も雑。
はっきり言って、売り物にするレベルではないと思います。
YouTubeで映像を探して見れば十分、って感じです。
図録の方は、作者の解説付きで、写真もたくさん載っているので満足です。

展示は12日まで。
デモがあるのは11日(土)と12日(日)なので、これから行く人は気をつけてください。

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2009年4月 4日 (土)

雑記 3.29-4.4

クイーン、キターーーッ!
ラジオドラマ、キターーーッ!

死せる案山子の冒険―聴取者への挑戦〈2〉 (論創海外ミステリ) Book 死せる案山子の冒険―聴取者への挑戦〈2〉 (論創海外ミステリ)

著者:エラリー クイーン
販売元:論創社
Amazon.co.jpで詳細を確認する


前に私が宣伝したから、ってわけではないでしょうが、無事に第2集が出ました。
解説によると、「中期のライツヴィルもの的な要素が多い脚本を第二集に収めた」のだそうな。
後で読みます。

                  *  *  *

中島岳志的アジア対談:高天原、『資本論』にインテリジェンス--佐藤優さん

もう一人は勝間和代さん。彼女の著書を新自由主義的に勝つ自己啓発本とする理解は全く違う。彼女は、マルクスの『資本論』の論理だと熟練労働者にあたる。新自由主義者から、「断る力」との発想は出てこない。彼女は、余暇や生活領域を分けて残りで働き、その単価をどう上げるか考える。しかも印税の2割を難民支援などに寄付する。経済合理性を排しています。

佐藤優って、臆面もなく世間の人気者に取り入ろうとする恥知らずか、正真正銘のバカか、どちらかだと思う。
たぶん、両方なんでしょうけど。

                  *  *  *
    
最近、ポール・クルーグマンの本を読んで、経済学に開眼(って大げさか)。
恥ずかしながら、経済学には偏見を持ってたんですよ、今まで。
「デフレがいいのか悪いのかすら意見が一致しないような連中は信用できん!」みたいな。
クルーグマンを読んだら、目からウロコがボロボロと音を立てて落ちたって感じで。
マスコミで経済について語っている連中で、どういう人間が信用できて、どういう人間が信用できないのか、大雑把には見当がついたような気がする。
まあ、それも勘違いかもしれませんが。    
    
                  *  *  *

2,3週間前に、コメント欄で「どうしてこんなに福岡伸一に対して苛立ちを感じているのかが分かるような文章が書こうと思う」と書いたのだけれども、書くのに時間がかかりそうな上、ブログを書くより本を読む方が優先順位が高くなってしまったので、当面の間、棚上げです。

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