寺本綾乃 (ダンス)
Gutevolk (音楽)、植野隆司 / Tenniscoats (音楽)
生西康典 (演出)
掛川康典 (映像)
稲葉まり (アニメーション)
せきやすこ (アニメーション)
「星の行方」 を観に六本木SuperDeluxeへ。
道に迷って、ギリギリに会場着。会場は思ったより小さくて、100人入るかどうかという感じ。観客は、ほとんどが若い女の子。遅れたので、もう満員で一番後ろで立ち見。
場内が暗転。ステージ下の右側には植野隆司、左側には西山豊乃が座る。
正面には三面のスクリーン。右のスクリーンには鳥の入った籠が映し出される。中央には窓が映し出され、外は風で木の枝が揺れている。左のスクリーンにはスタンドが灯されている。そのスタンドの下、少女が椅子に座って本を読んでいる。外の風の音が強くなり、少女が立ち上がり窓の外を眺めていると、突然雷鳴が響き、舞台は暗転。そこから少女は夢のような世界に入り込む。動物達の影絵と戯れていたかと思うと、場面が変わり、扉と窓のある壁が現れ、窓には家族が誕生パーティーをしている姿が映っている。少女は扉を開けて向こう側に行こうとするが、突然場面が変化してしまい、中に入ることはできない。窓の向こうには、人生の一断片が次々に浮かび上がり、少女はそのたびに向こうの世界に行こうとするが、それはかなわない。
ストーリーらしいストーリーはなく、短い場面が次々につなぎ合わされていく。それぞれのシーンに、仮に題をつけるならば、次のような感じだろうか。
「窓の風」「動物」「落ち葉」「扉と窓」「時計」「散る花」「幾何学模様とダンス」ふたたび「時計」「水底」「雨と鳥籠」「虹」「草原」「星空」「流れ星」「蝶の羽」。
植野隆司はギター、サックス、グラスで音を奏で、西山豊乃が歌う。
寺本綾乃は、あるときはスクリーンの上の鳥を追いかけ、あるときは爆発するように動き回る幾何学模様に合わせて踊る。
雨の音が響く静かなシーンの後は、クライマックス。草原に日が暮れて行き、星空に流れ星が。星の光は、集まって蝶の姿になり、少女の背中に蝶の羽が生える。ステージが暗転し少女はゆっくりと動きを止める。
植野と西山がステージに上り、三人並んで一礼。観客の拍手の中、三人がステージを立ち去ろうとすると、スクリーン上に鳥が飛んできて、鳥がくわえていた糸がスクリーンの中央で、「The End」の文字となる。少女は鳥が飛び去るのを見送る。
ノスタルジックで繊細な音楽。映像と踊りの見事なシンクロ。最後の数分は息が止まりそうになった。
約一時間の公演。ほんとにいいものを見せてもらったなあ、という感じ。また、こういうのやってください。
GUTEVOLKのサイト(音が出ます)
http://www.gutevolk.com/
寺本綾乃のブログ
たぶんてらもとあやのだと思う
植野隆司のブログ
たかしんぶん2
生西康典と掛川康典については以下を。
蒙古斑革命 生西康典&掛川康典×山口小夜子
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